ネガティブ+1セット法 その1

色々なトレーニングを行って来て、私が一番シックリと来て向上した方法は1セット法と言ってあまりやっている人は居ない特殊なウェイトトレーニングのセットと利かせ方で行ないます。

と、私のトレーニング方法を説明するに「格闘家=アスリート」として、ウェイトトレーニングの重要度の順序をお伝えして置かなければなりませんね。

①ボディウェイト (器具をほとんど使用せず、己の肉体のみで体を鍛える方法)
※アスリートに必須な筋持久力を付けながらの筋力アップ!

②フリーウェイト (バーベルやダンベルを使った運動)
※効果的な瞬発力、爆発力が必要な中・重量級に特に必須!

③マシン (文字通り、色々な器具を使った運動)
※怪我をしてスキル運動が出来ない人や、トレーニング時間の短縮が必要な人向けである。

上から順番に重要度が違います。

格闘家に必要なバネのある筋力を付けるには、先ずはボディウェイトが大事です。

靭帯を強化しながら筋持久力をアップするにはネガティブな運動の強化と汗をかきながらの運動が一番競技選手には向きます。

アスリートの理想的な筋肉条件とは?
「腱の強さ(柔軟性)、筋持久力、瞬発力、体幹(バランス)」

筋肉にも色々な質があり、硬くて靭帯に柔軟性と強度が無いものはアスリートの筋肉には向きませんので、マシンを使うトレーニングはリハビリ用に位置づけます。

先ずは己の体重を自分自身の肉体の力でコントロールすることが重要です。

それも出来ないのに、どんどん筋量だけを増やして行くなんてのは、エンジンがしょっぱい車にシャーシの重たいボディにどんどんして行くようなもので、燃費も悪くなり、走りも遅くなり、試合などとても出来る状態には成りませんね。

競技者はスピードと正確な技術力が何より大事である。

アスリートの世界でパワーだけの人はストロンゲストマンコンテストって力自慢大会があるけど、それに向かって行くのが良いのでは無いだろうか?

また、ボディビルダーは、筋肉のカットがウリな競技だ。

ストロンゲストマンコンテストはパワーリフター系の選手が向く、ボディビルダーはナルシスト向けであろう。

そして、格闘家はボディビルダーとパワーリフターの中間くらいのトレーニングが理想であり、更にスキルトレーニングの強度を上げて行ける強靭なスタミナを持ったアスリートボディに仕立てて行かなければならない。

そのアスリートボディを作るには、有酸素系の運動でありながら、常にポジティブ運動だけでなく、ネガティブな運動を同時に取り入れることが重要なのです。


もっと言ったら、ポジティブ部分は重量級だけ必要であり、体重やパワーが物を言う訳ではない軽量級にはネガティブな運動、インナーマッスルの強化を中心とするだけで十分パフォーマンスは上がる。

ここ最近は巷でよくよく「体幹」が強いだとか、強くしなければってことで色々取りだたされているが、私に取っては今更?と言った感じである。

しかも、そのブイだけを見たら確かにフィジカルトレーニングで体幹を鍛える方法が色々出てきているようだが、これまであったトレーニングに少し意識的にスパイスを加えることで、特別騒がれているようなトレーニングを行わなくても十分可能であることが言える。

それが、ポジティブではなく、ネガティブな運動を意識した私のトレーニング方法であり、ハードなスキルトレーニングと逆行するウェイトトレーニングを両立させる1セット法なのである。

以上が私のネガティブを重視して、次の日にウェイトの疲労感が多すぎてスキルの足を引っ張ることも無く、スキルもウェイトも両立して能力を高めて行ける私のトレーニング法の特色である。

ただし、この私のトレーニング法をこれから具体的に説明する前に、ウェイトトレーニングで絶対必要な重要条件も把握して置いて貰いたい。

①フォーム

まず、各種目フォームを覚えることが一番重要だ。強度を上げて効果的なトレーニングする以前に、フォームを覚えていなければ、無理にやれば体が壊れるだけである。

ウェイト初心者はこのフォームのお勉強に一番力を入れる。

②集中力

どんなにフォームを覚えても「集中」出来ない場合、フォームは乱れるものです。フォームの乱れは怪我に繋がりますし、能力も向上しませんので、集中力が出ない時は速やかに運動を中止する必要があります。

集中できる無理のないトレーニングを心がけましょう。

③栄養

どんなに正確なフォームや集中力でトレーニングを行えたとしても、その後の栄養補給が少ないと筋肉は成長しませんし、逆に体の中の様々な機能の低下に繋がります。

※プロティンやビタミンミネラル、炭水化物、その他。

ウェイトトレーニングには、もの凄くエネルギーを消費することを覚えて置きましょう。

超回復(休養)

栄養を補給出来た場合でも、トレーニングによって破壊される筋肉が超回復(トップのレベルまで回復)しない状態でトレーニングを行ったり、やたらアップセットが多いメニューだと思ったような筋肉の成長は望めません。


①〜④の以上のことは大変重要なことですので覚えて置いて下さい。
筋肉は強度の強いトレーニングを行うと、その部分が破壊され、それを補う為の栄養を欲っするようになって行きます。

その時に③の栄養補給と、④の回復時間が必要に成りますので、それらを踏まえてトレーニングメニューやトレーニングスケジュールを選択することが大事です。


では、私の「ネガティブ+1セット法」を次回の更新で具体的にお話して行きます。

つづく